節約と貯金しか引き出しを持っていない超初心者が、「ロボットアドバイザー」なるものを知ったのが2018年。
WealthnaviがTVCM放映記念のキャンペーンをしていた頃でした。※我が家はテレビがないので、CMきっかけで知ったわけではありません。
2018年の私は転職して年収が上がり、夫の単身赴任も終わって一緒に暮らすようになった頃でした。
マネーリテラシーがほぼ0の夫婦は、共同のお財布を持つようになったことがきっかけでお金の基本を学ぶ本を2-3冊読破。
「資産運用」や「投資信託」という言葉を知り、楽天証券やSBI証券の口座を開設。夫はSBI証券で投資を始め、私は楽天証券とWealthnaviで始めることにしました。
柴山CEOの原体験に共感
なぜWealthnaviで運用を始めようと思ったか。一言で言うと、柴山さんの原体験に共感したからです。Wealthnavi創立の歴史
奥様のご両親と柴山さんのご両親が定年を迎えた時、資産の差はおよそ10倍。その差は、現役時代の30年間に資産運用をしていたか、貯金で寝かせていたかの違いでした。
どちらもご両親も、実直に勤め上げて定年を迎えています。違いは資産運用をしていたかどうかだけ。手にした老後の資産に10倍もの開きが出た事実に、柴山さんは驚愕したそうです。
私の両親も、柴山CEOのご両親と同じ
私の両親も、柴山さんのご両親とほぼ同じ状況です。定年退職して今は貯金と退職金、年金で生活しています。
現役時代は、ほぼ子育てで相殺。貯金がメインで、国債を少し購入、(田舎特有の)付き合いで保険に加入していたはず。
資産の長期運用という発想はなく、"株=リスク高すぎる"、"真面目に貯金(定期預金が利率がいいかな)"というスタイルでした。
柴山さんのご両親と私の両親、そして貯金と節約しか選択肢がない自分の未来が、同じ延長線上にある。貯金し続けるリスクよりも、運用をまず始めるメリットの方が大きいと考えてスタートしました。
DINKsの私と、当時子供を育てていた両親では、投資に回せる額やリスク許容度が全く違います。
でも、固定費を見直して月に数千円でも数万円でも投資に回していれば、もっと両親は安心して老後を迎えられていたかもしれません。
私が資産運用を始めた話をしたとき、母が電話口で「それを知ったのが還暦の手前だったんだよね。もっと早く知って、ちょっとずつでも始めていればよかった」と話していたのが印象的でした。
私も、資産を増やす手段≒節約と貯金だった
学生時代は親元を離れており、支出を減らして節約する一択でした。
お金について学ぶ発想がなかったので、マネーリテラシーが低いまま社会に出ました。簿記も経済も税金も難しそう、、、という思考停止に陥っていたのです。
「給与の8割で生活、2割を貯金」は聞いたことがあるので、銀行で手続きをして5万円を"なかったこと"にして生活。会社の社員持株会にも入り、給与の2万円で株を購入(2000円を会社が拠出)していました。
基本は質素倹約で自炊も頑張り、ある程度お金が貯まったら年に1-2回海外旅行に行く生活が、4年ほど続いて20代後半を迎えます。
当時の自分自身への評価は「他の人より節約できているし、楽しんでお金を使っている割にちゃんとお金を貯めている」でした。
お金を増やす方程式は、(収入ー支出)×投資の利回りです。
私は【支出を減らす】というカードしか知らない状態でした。